越境EC − タイのトップECサイト
2016/01/21
カテゴリー越境EC最新情報
2016年のタイのEコマース取引額は約29億ドル(約3430億円)となり、2020年には約56億ドル(約6620億円)に達すると予想されている。現在取引されている主な商品は電気製品及び physical media と呼ばれている分野(DVD,CD,Blu-ray,ゲーム機,コンピュータ等)であるが、2020年までに衣料品の比率が大きく伸び、マーケットの拡大が期待される。
タイのみならず、各国から次々とタイのEC産業への参入が続くなか、現在最も人気のあるECサイト(モール型)は以下のとおりである。
- Lazada (20,100,100)
- WeloveShopping (6,200,000)
- Tarad (3,900,000)
- Zalora (2,300,000)
*SimilarWeb.による2015年1月訪問者数より(モバイル端末によるアクセスは除く)
1. Lazada
ドイツのインターネット関連企業Rocket Internetによって設立された。当初は電気製品の販売に注力していたが、最近では、ファッション、スポーツなどのライフスタイル製品にも力を入れている。Facebookなどのソーシャルメディを広く活用し、利用者を増やしている。
2. WeloveShopping
https://portal.weloveshopping.com/
タイの大手通信会社True Corpによって設立。決済において”WeTrust”というシステムを取り入れている。購入者からの入金後WeloveShoppingが販売者への支払いを7日間ホールドし、この間の返品・返金に応じるサービスであり、購入者が安心して購入できるシステムとなっている。
3. Tarad
TARAD Dot Com Co.,Ltd.が設立したサイト。楽天と資本業務提携を締結し、楽天の傘下となる。ファッションや家電化粧品を中心に約70万点数の商品を販売。
4. Zalora
Lazada と同様にRocket Internetによって設立。ファッションに特化したサイトであり、独自ブランド「EZRA」も展開し、人気を集めている。