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ソーシャルコマースこれからの戦略

2017/01/10

カテゴリー越境EC最新情報

 

2016年度の新規調査によると、米国のインターネットユーザーの18.2%に当たる約5人に1人がソーシャルメディアから直接製品を購入にしていることがわかった。ソーシャルコマースは取引がオンラインでもオフラインでも行われるもので、eコマースの取引全体に影響を与えており、これからはソーシャルによるeコマースが表舞台になる時を迎えると言われている。

 

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一つの例として、Soldsieではクリックスルー率とROIの伸びの補助となるインスタグラムなどのソーシャルネットワークから小売業者が企業価値や高変換率を得られるような仕組みを取り入れている。また今トレンドのソーシャルコマースであるCuralateでは、ユーザーが写真に対するコメントやいいね!を追加すると、コンバージョン率向上が出来る共有可能かつ効果的なソーシャルコラージュを生成し、さらにインスタグラムの写真をクリック数に変換しコンバージョン率を向上させる仕組みを実現させている。

 

※ROI:Return On Investmentの略で投資したコストに対して、何倍の利益が上がったのかを測る指標

 

Statistaによると2015年度のソーシャルによる販売は全世界で年間約300億ドルとなっており、これは支出の増加傾向を指している。ただソーシャルコマースは急成長しているため、企業側がその影響力の強さを認識しているにも関わらず多くの企業ではいまだ明確なソーシャルコマース戦略がないのが現状だ。今後の成長のために留意すべきポイントを以下に挙げる。

 

 

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1.大規模なソーシャルサイトだけを意識しないこと

 

Facebook広告はトレンドではあるが、このような大規模ソーシャルサイトにのみ意識を向け制限を設けず成長中の他企業や大規模ではあるが認識されていないソーシャルメディアサイトを見つけることが重要となる。

 

例えば誰もがFacebookに広告を出したいと思うだろうが、平均的な注文価値としてみた時には4番目に効果的なソーシャルサイトにしか過ぎないのをご存知だろうか。最近の調査によると、LinkedInの注文額が最高値で次がStumbleUpon、そしてKaboodlegaでこれらはソーシャル広告主のリストに載っていないサイトなのだ。

 

2.“サイト上にユーザーをとどめること”を戦略の中核とすること

 

Facebookがどのように全てをコントロールしようとしているのかを見るとわかるだろうが、主要なソーシャルサイトからのインスタント記事の表示やその他同様のオプションを導入したことで、ソーシャルサイトがより多くの広告収入をコントロールするためにサイト上にユーザーをとどめておこうとしているのは明らかだ。

 

ソーシャルプラットフォームでブランドを宣伝した結果としてユーザーがサイト上に留まるよう適切に設定されていることを確認すること。そしてソーシャルメディア上の“フォロワー数”に着目するのではなく実際にコントロール可能なeメールのリスト、プッシュ通知、ブログ、その他の技術を駆使すること。日々フォロワーは減りソーシャルサイトのビジネス資産が増えている今、よりスマートな方法へと移行する時なのだ。

 

3.ソーシャルセールスとエンゲージメント増加のために“口コミ”や“共有”をインセンティブ化(動機付け)とする

 

Dropboxは15か月でユーザー数が10万人から400万人となり、口コミによる申し込み率の増加は60%であった、という事実から誰もがDropboxの成長からマーケティング戦略の教訓を学ぶ必要がある。フォロワーが製品を支持し自ら行うプロモーションに相当するものは存在しないのだ。レポートによると、信頼できるユーザーが行うオファーとブランドが直接提供するオファーとを比較すると、コンバージョン数に4~10倍の違いがあるという。

 

4.モバイルショッピング体験の最適化

 

Facebookの収益の80%がモバイルユーザーから、という事実がある。スマートフォンユーザーの82%がデバイスを使用して製品購入を決定しており、51%が以前は考慮していなかったブランドから購入した、という研究結果を考えると、ショッピングや支払い処理など全てがモバイルフレンドリーなサイトの構築が必須となる。