特別ゲスト講演(越境EC):ホビーリンク・ジャパン スコット様
株式会社ホビーリンク・ジャパン 代表取締役社長 スコット・ハーズ様
ホビー商品 海外販売でNo.1
ホビー越境ECショップ
失敗と成功の「リアルな物語」
海外販売で年商30億
(北米・欧州・東南アジア・南米)
株式会社ホビーリンク・ジャパン
代表取締役社長
スコット・ハーズ氏
株式会社ホビーリンク・ジャパン 様
1995年からインターネットを通じて日本のプラモデルを世界へ販売。越境ECの先駆者であり続け、年商30億まで成長。独自の物流サービス、顧客対応、商品展開等のこれまでの取り組み、又現在の越境ECの実情について語って頂きます。
日本の強みをいかして、海外へネットで販売する!
次世代ビジネスモデル
ホビーを海外に販売することに集中
業界をよくしていきたい思いから始まったビジネス
ホビーリンクジャパンのスコット社長に会社立ち上げ時からのリアルなストーリーを熱く語って頂きました。
株式会社ホビーリンク・ジャパン
代表取締役社長
スコット・ハーズ氏
TRUEコンサルティング
大谷 雄太
会社概要
■所在地:栃木県佐野市黒袴町162-1
■従業員数:78名
■事業内容:模型、玩具等の販売及び輸出入
■関連会社:株式会社ビーバーコーポレーション(100%子会社)
■お取り扱い商品点数:約13万点
Q1:御社の成り立ちや現在の状況をお聞かせ下さいませ。
日本企業で働いていた今から25年ほど前に、飛行機の写真集を書店でみかけました。驚いたことに日本語での説明の後の英語翻訳がめちゃくちゃで、日本語が読めない人には読みづらいものでした。それを修正したいと思いアピールした結果、ほんの出版社(日本企業)で翻訳のお手伝いをすることになります。お手伝いをする中で日本のホビー商品はクオリティーが高いのに、海外の人にきちんとした英語で説明できていない、海外物流が整っていないという実情を知ることになりました。
世界中の人に日本の模型、プラモデルの良さを知ってもらうため当時(1995年)はまだ普及してなかったインンターネットでサイトを開設しました。
Q2:初期の95年当時は、どんな状況だったのでしょうか?
英語で模型をわかりやすく説明したサイトを開設したところ、自然と海外からの問い合わせが増えていきました。初期のインターネット利用者の層がいわゆるオタクといわれる層で、プラモデルや模型を購入する層と近かったのだと思います。
当時のホームページはテキストばっかりのものでした。
Q3:海外へのネット通販などで成功するためには、何が必要なのでしょうか?
海外に限らずですがお客様が満足できるサービスを提供できることだと思います。
特に越境ECでは言語と物流の課題を解決する必要があります。弊社では外国人スタッフが多数在籍しており彼らがお客様対応を行っています。また海外への発送もお客様にとって最も送料が安くなるようにシステムを入れております。
スタート時はスモールスタートで商材と攻めるべき国を明確にした方がいいと思います。需要を見極めて売り出していくことで規模は小さくても黒字になる事業体制を目指していくべきです。
Q4:御社だから成功したモデルではないのですか??
プラモデル業界ではすでに我々のような企業が進出しているので、物流体制、品揃え、ユーザー対応など追いつくのは大変難しいと思います。
一方で、海外で人気があるのにしっかりと対応できていないジャンルが多数あるのも事実です。
自社の取り扱い商材が海外に転売されていないか調査し、見込みがあるならば、自分たちが得意な商材を海外へ販売していくことは充分に可能だと思います。