2016年度 世界におけるeコマース企業トップ10(6位~4位)
2017/04/07
カテゴリー越境EC最新情報
eコマース企業は輸送方法を大きく変化させただけでなくオンライン上でも大きな力を発揮しており、インターネットとスマートフォンの使用が増加するにつれ、eコマース企業は世界中で驚異的な急成長を遂げている。
2016年時点で世界トップ10のeコマース企業を3回に分けて紹介する。
6位. Apple
収益:12億USドル
Apple Inc.は、ハードウェア、PCプログラミング、オンライン管理に関する専門知識を有する国際的な技術組織。
eコマース(iTuneで入手できる音楽や動画、IBooksそしてアプリケーションストア)は現時点のApple内で2番目の早さで発展し利益を上げている分野で、近年のインターネットとeコマース人気の影響もあり事業拡大をし続けている。
取扱デバイスはiPhone、iPad、Mac、iPodそしてApple Watchで、iTunes Store、iOS App Store及びMac App Store、iCloudがオンラインでの管理が可能。その中でもiTunesは現在のAppleにおいて基礎となるサービスの1つというだけでなく、最も魅力的なものでもある。
発展し続けているiTunesは、米国だけでなく世界中のビジネスに不可欠な推進力でもある。現在約8億のiTunesアカウントが存在しており、プライベートだけでなくビジネスでも活用されているのだ。
5位. Alibaba
収益:12億2930万USドル
Alibabaはオンライン市場で驚異的なビジネス展開を行っている中国最大のeコマースプラットフォームで、2016年4月時点では世界最大の小売業者で、インドのeコマースにも参入している。
Alibabaの運営する様々なサイトでの取引は着実に増加しており、中国のeコマース取引の約80%を占め依然として速いスピードで成長をし続けている。
例えばAlibabaはSingle’s Dayと呼ばれる「独身者の日」という比較的新しく定められた記念日をオンラインショッピングにおけるビックイベントの日に変えただけでなく、わずか1日の取引で143億2000万USドルの売上を記録した。これは、米国のブラックフライデーとサイバーマンデーのオンライン上売上総額を上回る数値なのだ。
Alibabaグループが運営するオンラインマーケットには以下のものがある。
Alibaba.com – 卸売業におけるB2Bプラットフォームと、主要マーケットプレイス
Tmall – Amazonと同様のB2Bマーケットプレス
Taobao(淘宝網) - eBayに近い消費者間のマーケットプレイス
Alipay – オンラインの支払いシステム
4位. WalMart
収益:13億5000万USドル
Walmartは2016年時点で28ヵ国に11527店舗を持つ世界最大のスーパーマーケットチェーンであり、売上額で世界最大の企業。
2015年、アトランタに同社第3位の規模となるフルフィルメントセンターを開設し、最先端の自動化&倉庫システムを備えた同センターでeコマースの配送強化を行った。eコマースに多額の投資を行うWalmartは、Amazonやその他の著名な大手企業同様、アプリケーションエンジニアを多く雇用することで有名なトップ企業の1つでもある。資産を投入しポータブルアプリケーションを再設計することでオンラインでの注文を可能にし、消費者が最寄り店舗で注文品を受け取れるようにした。
またWalmartはAmazonに対抗するため、独自開発した万能分割システムであるWalmart Payと自社公開のクラウド管理システムを発表した。