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越境EC - 米国トップECサイト

2015/12/30

カテゴリー越境EC最新情報

  Paypalが行った調査によれば、オンライン消費者の越境ECにおける購入先として最も選ばれている国は、アメリカであった。一方、アメリカのオンライン消費者は、他国と比べると海外からの購入率は比較的低く、自国サイトで購入する傾向があり、同調査のオンライン消費者の50%が一度は海外からの購入を経験しているのに対し、アメリカの消費者の海外からの購入率は22%にとどまっている。

 

  そのアメリカでは、「amazon」がECサイトとしては圧倒的な人気を見せており、「ebay」や「Walmart」がこれに続いている。低価格を魅力とするサイトや電気製品、住宅関連のサイトが多い中、老舗のデパートである「Macy’s」も根強い人気がある。

 

【米国トップECサイト10】

Statista Monthly unique visitors to U.S. retail websites(2015年9月ユニーク訪問者数による順位)

 

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1位  amazon.com

(総合) http://www.amazon.com/

 

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  amazon.com は、米国のみならず、世界でもトップを誇るECサイトである。書籍販売サイトとしてスタートしたが、「地球上で最も豊富な品揃え」 という企業ビジョンを掲げ、現在では、あらゆるジャンルの商品を取り扱っている。2015年は、11月時点で約4億8800万点の商品を販売しており、電 気製品と携帯電話(及び関連製品)がそのおよそ半数を占めている。

 

  商品の豊富さ、配送の速さに加え、レビューのシステムをいち早く実装したのが  amazon  であり、その信頼性に評価を得て、全米1位のECサイトとなっている。

 

<amazon 2015年主要商品カテゴリー販売件数(2015年11月現在)>

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出典:参照元データ:Web Scraping and Data Scraping.

 

2位 ebay.com

(総合・世界最大規模のインターネットオークション) http://www.ebay.com/

 

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  ebayは、世界最大のインターネットオークションサイトであり、世界30か国以上に拠点を持つ。小売業であるamazonと違い、ebayとして在庫を持つことはなく、あくまで販売者と消費者間における取引形態となっているのが特徴である。amazonと比べると、比較的低い価格で販売されていることがあるため、amazonで商品を検索し、実際の購入はebayを選ぶ消費者も多い。また、amazonでは入手しにくいマイナーな商品が見つかることからebayを好むユーザーも少なくない。

 

<ebay 月間主要商品カテゴリー注文件数(2014年11月)>

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出典:ebay「The Global Shipping Program」

 

3位 Walmart.com

(総合・世界最大級のスーパーマーケットチェーン) http://www.walmart.com/

 

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  Walmartは、アメリカを本拠地とする世界最大のスーパーマーケットチェーンであり、「Every Day Low Price」を掲げ、徹底した商品・物流管理によってコスト削減を推進し、低価格の商品提供を実現している。オンラインセールスでは、amazonに大きな差をつけられているが、米国内に約5,200の店舗を保有しているメリットを武器に、オンラインで注文し、店舗で商品を受け取る「Free piciup」のシステムを導入し、ユーザー数を増やしている。

 

4位 Apple.com

(Apple社オフィシャルサイト) http://www.apple.com/

 

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  アップル社製品についての詳細やサービス等の情報の取得及び購入できるサイト。

購入目的だけではなく、製品の使用等の詳細や取り扱い方法を調べる目的の訪問者も多い。

 

5位  Target.com

(総合・大手ディスカウントストアの老舗) http://intl.target.com/

 

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  Targetの創業のルーツは、デパートであり、おしゃれなファッションを扱っていた名残から、他のディスカウントストアには見られない洗練された統一感あるデザイン性のあるサイトに定評がある。安価ながらもデザイン性を重視したハイセンスの商品を提供している点が魅力として訪れるユーザーが多い。

 

6位  Bestbuy.com

(全米1位の家電量販店) http://www.bestbuy.com/

 

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  Best Buyは、全米にとどまらず、世界最大の家電量販店である。amazonの進出により一時経営の危機を迎えたが、人員整理等による徹底的なコスト見直しにより他のECサイトに負けない価格提供が可能になり、また、amazonのように巨大なフルフィルメントセンターを持つのではなく、各店舗を拠点に商品の発送を行うことで、迅速な配送を実現し、オンラインユーザーの確保に成功した。

 

7位  Etsy.com

(主にハンドメイド・ヴィンテージ品、アート作品などを扱うマーケットプレイス)
https://www.etsy.com/

 

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  Etsyは、他では入手できない商品を買えるサイトをコンセプトに掲げ、手作り雑貨、服飾品、家具、アート作品とヴィンテージ品のみを扱うマーケットプレイスとなっている。他には、手作り品を作成する道具やパーツなども販売されており、アクセサリーパーツのショップが特に人気がある。

 

8位 Kohls.com

(総合・ローコストオペレーションの百貨店) http://www.kohls.com/

 

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  Kohlsは米国内に約1,160の店舗を持つデパートである。店舗では、他のデパートでは見られない買い物カートと集中レジ方式を取り入れ、コストダウンを実現している。アパレルに強く、売り上げの約31%がレディース服、約19%がメンズ服となっている。また、プライベートブランドの構成比が高く、売り上げの約半分を占めている。現在は、売り上げの約91%が店舗、オンラインの売り上げは9%となっている。

 

 

9位 Macys.com

(総合・全米最大級の百貨店チェーン) http://www.macys.com/

 

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  1858年創業のアメリカの老舗デパートであるMacy’sは、伝統的な販売戦略にとらわれることなく、オムニチャネルをいち早く導入し、顧客を増やすことに成功している。Facebookやtwitterなどのソーシャルメディアを積極的に取り入れ、スマートフォン対応アプリを導入するなどして、オンラインでの顧客へのサービスを拡充させながら、店舗では地域ごとに顧客の多様性に対応する戦略を打ち立てている。高品質の商品とサービスを提供することで定評があり、アパレル・服飾雑貨の売り上げが好調である。また、プライベートブランド商品も人気があり、売り上げの約20%を占めている。

 

10位  homedepot.com

(住宅リフォーム・建設・資材・ガーデニング用品) http://www.homedepot.com/

 

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  世界最大の規模を誇る The Home Depot は、全米に約2,200の店舗を保有し、住宅リフォーム・建設・資材・ガーデニング用品販売を専門としている。キッチン関連、ガーデニング用品、ペンキ、木材が、建材が人気商品となっているが、突出して売り上げを見せるカテゴリーはなく、どの分野も平均的に売れている。