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越境EC-各国のオンラインショッピングの傾向

2015/12/11

カテゴリー越境EC最新情報

 

  世界のオンライン消費者がどのように商品を検索し、購入するのか、なぜ越境ECを選び、あるいは、なぜ選ばないのかという調査結果が発表された。

 

  この調査は、Pitney Bowes Inc.が2015年8月に12ヵ国(オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、日本、韓国、ロシア、英国)の12,000人の成人を対象に行ったものであり、今年の10月に発表された。

 

検索方法と購入サイト

  商品の検索方法で最も多かったのは、「検索エンジンを利用(62%)」であった。また、購入の際に利用したいサイトは、「モール型サイト」が66%であるのに対し、「店舗サイト(直販ウェブショップ)」は62%であった。

 

検索方法

  商品の購入を検討する際に、検索エンジンの利用率が高かったのは、日本、英国、オーストラリアであり、各国ともに利用者は約7割にのぼった。店舗サイトを直接訪問するという回答が多かったのはアメリカ、カナダ、インドであり、いずれも約5割の利用率となっている。一方、ソーシャルメディアを利用するという回答が多かったのは、インド(38%)であり、続いてブラジル(21%)、中国(20%)であった。

 

  検索方法は年齢によっても違いが表れており、ソーシャルメディアの利用率は、年齢が高くなるにつれて低下する傾向にある。18-24歳のいわゆる「ミレニアル世代」によるソーシャルメディア利用率は28%であるの対し、25-34歳では21%、35-44歳は16%、45-54は12%、55歳以上では、7%にとどまっている。

 

商品購入サイト

  実際に商品を購入する際に選ばれるサイトの種類は、国によって差があり、モール型サイトは、ロシア(78%)、アメリカ、中国(ともに76%)での利用が多く、店舗サイトは、オーストラリア(81%)、英国(72%)、カナダ(71%)での利用率が高くなっている。

 

利用媒体

  回答者の約1/4が商品のオンライン購入の際にスマートフォン・タブレット等のモバイル端末を利用しており、利用者が多かったのは、英国(37%)、インド(36%)、中国(34%)、アメリカ(29%)であった。一方で、パソコンの利用率が高いのは、日本、フランス、ロシアであり、いずれも80%を超えている。

 

  利用端末は、年齢によっても利用率に差があり、18-34歳のモバイル端末利用率が33%であるのに対し、35歳以上での利用率は24%となっている。

 

 

2015 Pitney Bowes Global Online Shopping Study Infographic

 

出典:Pitney Bowes Inc.「2015 Global Online Shopping Study」

 

越境EC

  オンライン消費者の約3割は他国からの購入の経験があり、中でも海外からの購入率の高い国は、オーストラリア(63%)、カナダ(48%)、ロシア(49%)となっている。

 

  また、海外からの購入先として最も選ばれているのは、アメリカ(71%)であり、続いて英国(44%)、ドイツ(39%)であった。

 

越境EC選択の理由

  海外からのオンライン購入を選ぶ理由で最も多かったのが、「価格(61%)」であり、続いて「利便性(40%)」、「品質の良さ(30%)」となっている。「品質」を最大の理由として挙げたのはインド(36%)であり、続いて中国・韓国(ともに30%)、ロシア(22%)となっている。

 

越境ECにおけるハードル

  海外からのオンライン購入を控える理由として挙げられているのが「輸送費の高さ(64%)」であり、続いて、「配送の際の追加料金(48%)」、「配送されるまでの時間の長さ(39%)」となっている。この他、「返品の際の条件や方法(33%)」や「レビューや評価を見て(31%)」、「利用したい支払方法がない(30%)」、「他言語のため商品の詳細がわからない(29%)」、「クレジットカードが利用できない(27%)」、「自国通貨が利用できない(25%)」が越境ECを躊躇させる理由として挙げられている。