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ヨーロッパで越境EC増加

2015/11/11

カテゴリー越境EC最新情報

 

  2014年のヨーロッパ主要12ヵ国におけるオンライン購入額総計は、前年よりも100億ユーロ増加し、およそ1800億ユーロとなっており、なかでも、越境eコマースの増大が目立っているとの調査結果が発表された。

 

 PostNord(本社スウェーデン)が、ヨーロッパ主要12ヵ国(ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スペイン、イギリス、スウェーデン、ドイツ)の11,000人以上の消費者を対象に調査を行った結果、ヨーロッパの人々の多くが日常的にオンラインで買い物をし、その平均購入額が増加傾向にあることが明らかになった。

 

 また、ヨーロッパにおける越境eコマースの割合が増大しており、1100万人以上の消費者が少なくとも1度は海外からのオンラインショッピングを行っていることも判明した。特に北欧(デンマーク、フィンランド、スウェーデン)でのこの傾向は顕著であり、消費者の70%が海外からのオンライン購入を経験している。これは、2位のイギリスの58%と比較しても非常に高い割合となっている。

 

 PostNordは、ヨーロッパでの越境eコマース増加の理由として、国境に対する意識は薄らいでおり、他国からの購入に対しての警戒感が弱まっているためであると説明している。

今やヨーロッパの人々にとって、オンラインでの買い物は、実店舗での購入と同じくらい当たり前の購入形態となっており、海外からの購入を検討することによって、より多くの製品、ブランド、より良い条件、より競争力のある価格に関する情報を入手できるのである。

 

2014年ヨーロッパ主要12ヵ国による電子商取引売上

出典:「E-commerce in Europe」

 

 

海外からのオンライン購入経験

出典:「E-commerce in Europe」

 

 国別で比較すると、1人当たりの平均購入額が最も多かったのは、イギリスの1028ユーロであり、北欧の549ユーロやフランスの539ユーロの倍近い金額となっている。これに対し、イタリアは、295ユーロ、ポーランドは205ユーロにとどまっており、平均購入金額に関しては、国によって大きな開きを見せている。

 

オンラインでの購入経験と平均購入額

出典:「E-commerce in Europe」